玉ネギの巣窟

やってるゲームの話とか見てきた話のネタバレを自己満足だけで置いておく場所

どこへ行こうというんだCOJP 〜pack5雑感〜

多分インフレはしてない、多分。

 

というわけでCOJPバージョンアップ記念、pack5カード雑感とデッキ感を雑ーに書いていこうかな、と。所詮底辺プレイヤーの雑感なので、あんまり宛にしないように。

 

いやーFGO剣豪ネタバレ記事書く前にセイレム来ちゃって、ていうかしれっとまたブログ放置を決めてしまってたのでですね。ちょうどネタがあるから書こうじゃないか、とそういう感じですわ。

剣豪のネタバレ記事は半分くらい書いてるんですけど、どうにも筆が進みませんで。いや面白かったよ?

 

タイトルと関係ない話はこのくらいにしましょう。

まずは個々のカード雑感。と言っても全部ピックアップしてると日が暮れるので、SR勢とあとは個人的にピックアップしたいカード群だけ書いていきます。

 

1.シヴァ

アーケード視点においては全盛期からは明確な弱体化、現在の姿からするとトレードオフ

Pからのプレイヤーからすると分かりにくい強さかもしれないなーと思いますが(現にアーケードでも情報公開時の評価はそうでもなかった)、一時期のCOJを象徴するカードであり、そしてPの環境においてもそうなりうるパワーはあると考えます。

わずか3CPで相手の横並びを否定し、秩序や治癒力等の耐性なしでは二連打に耐えられる盤面は非常に稀少。「更地オブジョーカー」を体現したカードであり、どんなデッキにも入れない理由はそうそうないと言えます。赤の入っているデッキで運用した場合全盛期に等しい2CPで起動してしまうヤケクソっぷり。

OC効果が削除されている件はまあ珍獣での運用を嫌ったのかなーと思いますが、それでも圧倒的に強いカードであることに変わりはありません。

「虹色ユニット」のカードパワー、JPでも見せつけていけ。

 

2.インドラ

ミス殺虫剤。

どうにも昆虫環境の到来が予測されるため、対策として投入する方がそれなりにおられそうですが、グラスホッパーblackをケア出来ない事は注意しておくべきかなと思います。アケ時代にblackの消滅耐性忘れてる人それなりにいたんですよねー。

対昆虫、という観点から離れても充分なカードパワーを誇り、低コストを並べるデッキに対して絶大な威力を誇ります。攻撃時の効果、被破壊時の効果も優秀であり、黄色を軸としたデッキにおいては採用候補としてかなり上位に入ることでしょう。

個人的に着目したいのは「ゴールドクラウン」あるいは次元干渉との噛み合わせ。消滅耐性や無我がない限り防御不可、というのは結構強烈では?

1発芸の域を出ないといえばそうですが、この手のオンラインカードゲームにおいて1発芸は結構な力を持つと思います。

 

3.ヴィシュヌ

(ほぼ)全盛期。

鳳凰」がよく分からない効果に書き変わった以上、秩序が治癒力になったのは弱体化と言い切っていいでしょう。しかし7000ラインを誇るBPを持ってすれば秩序も治癒力も誤差範囲ではないかと。

むしろ相手が攻撃する度BP-1000の効果がでかい。降臨した時の相手のBP-2000も含め、こと殴り合いにおいては相当の強さを誇ると言えます。戦士及び英雄でのBPクソゲーの押し込み役、対赤での壁役と、役割の多い優秀なカードであると思います。

 

4.ブラフマー

分かりやすく強いように見えて意外と運用に気を使う1枚。

確かに出た瞬間盤面が5体になる、というのは強烈ですが、同タイミングでシヴァとインドラが実装されたことを忘れてはいけない。

特にインドラは致命的であり、蘇生候補の面々の効果を何一つ生かせないまますべて吹き飛ばされる恐れがあります。毘沙門が消滅効果になった以上、黄色の天敵っぷりがより顕著になったと言えるでしょう。

そもそもブラフマーみたいな効果は単体で運用できるカードではなく、デッキ単位での運用を要求されます。ミイラくん、マミーちゃんなどなど、ブラフマーの効果で出ると強いカードを軸に、ブラフマーの効果で出ると弱いカードを排除し、その上で相手から点を奪える構築。結構難しいと思いますよ僕は。

総じて玄人向け、センスプレイヤーのカードだと考えます。

 

5.フラワーアレンジメント

どうしようねこれ。

元々出た当初から扱いに困るカードではありました。起動すれば強烈ですが前提条件が面倒くさく、そもそも達成できるデッキはまとまりを欠いてしまうケースが多い。

まあ今回追加された種族「四聖獣」や「天星」の隠し味程度ではないでしょうか。引けなかったらわざわざ作らなくてもいいんでね?

 

6.生命の矢

弱いとも強いとも言い難い。

殴ってきた相手を加護あろうがぶち抜ける、というのは強いっちゃ強いですが、1CP残してこれ構える価値って以下ほどかと。これを構える強さのあるデッキ、となるとやっぱり遅滞戦術を多用するのらりくらりとしたデッキだと思いますがね。

そもそも加護持ちが殴ってくるケースって横に充分な壁がいる場合でしょうし、俺はあまり高評価をつけない。強いと思う人は強いと思うだろうしイイところに食らったら憤死すると思いますが。

 

 

SR組はこんなところ。

ついで個々気になったカード群を。

 

A.四聖獣

3コス5000のガジェット。

うーん......並べて戦うテーマでメンバーが5000ラインってのは厳しくねえか。

アタッカーとブロッカーの朱雀と白虎、アド源青龍、攻防1体の玄武といい効果は揃っていますが、いかんせん基礎BPが足りない。黄龍の強烈な効果もそこまで持ちこたえうるのか怪しい。

とはいえ手札消費なくユニットを出し続ける事が弱いとは流石に言いがたく、フィニッシャーもしっかり確保している現状、何かあったら化けるテーマであると思います。

アーケードを席巻したぶっ壊れカード「三日天下」の実装が待たれますなあ。

 

B.天星

どうしようねこれ。

なんというか、一旦ハマったらとんでもないことになりそうな気がしないでもないんですが、ハマるところまでいけんのかこれ?と。

専用のドロートリガーなし、全体的なBP不足、切り札のマーズがほぼ一発勝負と、正直単体で見ると辛いところが多い印象。

しかしレオあたりは文句なく強いと思いますし、構築あるいは今後の新規で「天星」デッキとして戦いうるポテンシャルはあると思います。

 

C.クイーンアント

誰がここまでやれって言った馬鹿野郎。

強い。あまりにも強い。後攻1ターン目パピヨン軽減に刺してこいつ出すだけで盤面が6000と5000の2体になり、後続の昆虫を2000焼きの集団に変え始めるのはあまりにも狂気の沙汰。

パピヨンを軽減が最適とはいえアーミーアントでもグラスホッパーblackでも強いことに一切の変わりがなく、維持すれば下手するとグリーンアントが蘇生してくる面倒くささの極み。

その上殴った時に自軍をスピードムーブにする効果は昆虫において超有用で、毘沙門の返しにコイツをインペリで走らせつつ横に昆虫出せば2点。ギザルゴンをうまく絡ませれば3点をかっさらう驚きの返し性能。

 コイツの登場により、昆虫は正しく序盤中盤終盤全てに隙なく攻め続ける凶悪デッキへと変貌しました。

 

......実の所、アーケード版において僕はこよなく昆虫デッキを愛する虫野郎だったんですけどね。なんかめっちゃ強くなった上手触りがだいぶ変わったもんで、なんかこれ違う、みたいな気分です。うんめんどくさいオタクだね。

 

D.狂犬の採掘

弱体化はやむなし。

これ+盤面に出すユニット+手札1枚で四コスト以上のインターセプトを2枚手札に加える、単純に手札交換レベルのカードとなりましたが、同名2枚を引っ張ってこれることが最大の強み。

分かりやすい使い方は「追い風」2枚持ってきてCPブーストでしょうね。「アリアンロッド」最強サポート降臨です。それ以外にも瞬間的に増えたCPは活用の幅が広く、例えばいきなりスサノオぶっ叩いたりヤマタノオロチで延々殴ったり。

活用の幅が広く、お遊びからガチまで使える良カードです。是非1度お試しあれ。

 

E.滅王アレキサンダー

大っ嫌いだ。

僕の思うカードゲームで最も嫌いなカード、早くも襲来。

理由のわからない図体をしておきながら全体に沈黙をばらまくクソ外道。

何が最悪かって自陣にも沈黙をつけるという点です。このゲームにおいて沈黙状態とは「あらゆる効果が無効になる状態」であり、この無効果範囲はバフデバフ問いません。つまり攻撃禁止防御禁止呪縛など、全てのデバフも無効とする集団を自陣に生成します。

1枚で敵の盤面どころか戦略にすら損害を与えうるインチキカード。いやもうホント嫌いだ......。まあ僕が嫌いなだけなんですけど。

 

F.サツキ

オマエ-ッ!!

アーケードにおいて消滅耐性付与を有し、現環境に対するキラーパスカードになれたカード、まさかの効果完全変更。

これにより、侍は毘沙門の影に怯え続ける厳しいテーマとなりました。

スルトとblackは許されたのになぜ許されなかったのか......侍のポテンシャルに怯えすぎでは......?

 

 

ざっくりと、個人的な注目株(最後1枚は注目してたという過去形ですが)を羅列しました。

1番インフレじみたカードがクイーンアント、ってのが笑いどころな気がしますね。

これを踏まえて個人的に注目しているデッキ群もちょっとあげてみます。

 

α. 昆虫

正直tier1待ったナシでは?

元々「生産工場」「ミノタンク」でアドバンテージを得つつ軽量級を並べ立てて速攻、という序盤極振り速攻デッキだった昆虫ですが、未来ユニットクイーンアントの参入によりいつでも強い攻撃集団と化しました。かと言って攻撃一辺倒ではなく、クイーンアントさえいればとりあえず壁が1人立つという謎の防御力。アドバンテージの確保面でもグリーンアントという狂気の沙汰の参入でよりグレードアップ。

また、消滅耐性が黄単に異様に刺さる、という現状、グラスホッパーblackを十全に効果を活かして採用できることも強みでしょう。

アドバンテージがそのまま打点や除去に接続するカテゴリでもあり、全体的に強いと言っていいデッキであると思います。しかも(メインギミックに限れば)安価。

ついでに言うとデッキのカードだけでだいたいのことができるのでジョーカーの幅も広いです。DOB稼ぎ、こだわりジョーカー、お好きにどうぞ。

 

......僕の愛した昆虫って序盤速攻からの中盤わからん殺しを仕掛けるデッキなんすけどねえ。ちょっと複雑。

 

複雑なので過去昆虫を扱った経験から、明確に厳しいカードをバラしてしまおうと思います。

 

ユグドラシル

ぶっちゃけ昆虫は早いターンに降臨したコイツに対し、相当なヒキキモでもしない限り回答できません。そもそも殴って戦うスタンダードなビートダウン、メインアタッカーの大半を潰されるユグドラシルは本当に致命的と言っていいです。確かにクイーンアントやパピヨンガールなど、攻撃可能なユニットがいるにはいますがやはりどうしても打点が届きませんし。アーケードにおいてクイーンアントより先に実装された「蜜園のハニー」とかいると事情が変わってきますが。

逆にいえば昆虫を組む際にはユグドラシルに対処する手段をある程度考えておく必要がある、ということです。後攻スタートでパピヨン軽減クイーンアント、で次のターンにまたパピヨンガールを出せる確率、なんてのにすがるのは正直甘えすぎですね。

しかし異物を混入させる必要性があることは間違いなく、また昆虫は昆虫以外を引き込む手段が乏しいことから、慎重に考えるべきだと思います。いっそユグドラシル出たら諦めるのも手ですかね。

あともう1点。昆虫は一定量のアドを増やすのは得意ですが、1度アドを大きく失うと立て直しが難しい、という欠点があります。

回す立場の場合にしろ相手する場合にしろ、覚えておいて損は無いかなーと。

 

β.アリアン珍獣

狂犬の採掘実装により、第1期アリアン環境のデッキはほぼそのまま再現可能になったと言えるでしょう。

追い風で得たCPをアリアンを使ってそのまま除去に変換し、盤面のユニットで着実に点を取る特殊ビート。加護がいれば毘沙門を叩きつけ、盤面が空なら突撃の合図でフィニッシュする往年の環境デッキです。

......が、毘沙門の効果が消滅になったのが割と痛い。アリアンで処理出来ないものを処理するのが仕事なのに、アリアンと処理できない範囲がかぶってしまうのはいただけない。

昆虫にグラスホッパーblackが、トリロスや巨人にスルトがいる以上、アリアンや毘沙門に頼りきらず構築する必要があります。

正直厳しい風が吹いていますが頑張って欲しい。狂犬以前の時代にアリアンを運用していた身として、細々と応援しています。

 

γ.アワッホスSP

僕が過去見てきた中で最も完成度が高く、美しいデッキ。フルパワーでCOJPに参戦です。

デッキ中37~39枚をユニット(進化含む)で構築する、一見して狂気の沙汰のデッキですが、オーバーライドの仕様上ヒキキモが発生しやすく、デッキ内のカードで対処できる範囲がべらぼうに広いイカレデッキ。

基本軸は赤青であり、バアルとツクヨミがこのデッキの象徴と言えるでしょう。耐性持ちをツクヨミで黙らせ、一本槍のバアルと蝿魔王やシヴァを叩きつけてガシガシ盤面を処理していくスーパーストロングスタイルです。デッキレシピはググってもらった方が早い。

初めてこのデッキを見た時のインパクトと使ってみた時の感触ときたらもう言葉に言い表せません。

デッキ製作者の名を冠するクレイジーデッキ、是非1度握ってみてください。スーパーブルジョワデッキだけど。ブブマーヤツクヨミバアル大リーナってお前......。

 

こんなところでしょうか。

正直COJはDOBもあってメタの周りが早く、環境デッキを新弾だけで判断するのは難しいのではないかなーと思っています。

新弾追加によってスタートラインの課金額がまた上がったんじゃね?というのが最大の気がかりだったり。人口増えるんですかねこれ......。

もう一つの懸念として、昆虫1強みたいな空気になるのも勘弁してほしいなーと。正直まだメタが読めてないですし深く読むつもりもないんですが、1強環境ってすっごいつまんないんですよねー。まだ初見殺し差し込めそうな範囲内なんじゃないかなーと思ってはいますが。

 

最後に一言だけ言って、この記事の締めとさせていただきます。

どうして皆既日食実装しなかった。