玉ネギの巣窟

やってるゲームの話とか見てきた話のネタバレを自己満足だけで置いておく場所

けもフレ2の話

新年挨拶記事の次がこれってどうなのよ。

 

はい、つうわけでかすっただけで呪詛を溜め込んだので1回吐き出す記事です。僕だってこんなん書きたかない、でも吐き出さないと生きていける気がしない。あとまだ見てない方、

絶対に見るな。これは警告だ。1期はいくらでも見ろ、2期は存在を抹消しろ。見るな、聞くな、閉じ込めろ。

 

まず最初に断わっておきますが僕は2を全編視聴している訳ではありません。いやマトモに見れねえよあんなん。かすっただけというのはそういう意味で、1話ちょっと見て「まあ評価持ち直したら一気見すっか……」と思い、ひどいひどいと言われた9話をちらっと見て「やっぱこれ見なくてよかったな……」みたいな顔してたところに「2最終話の流れ」みたいなツイートを見て「さすがに嘘だろ?誇張表現だろ?」と思って最終回を見てしまったのが僕のミスです。本当に見なければよかった。ここんとこvtuberにハマったり普通に仕事がヤバかったりで忙しくてよかったなと切に思います。余裕があったらけもフレ2を追っていただろうから。ケムリクサやかぐや様もろくに見れてないのとまあトレードオフという感じですが、そっちはGWにでも見ようと思います。

 

なのでもう、伏線未回収とかには触れません。ぶっちゃけそこはもう制作陣の能力不足でしかなく、そこを責めても弱いものいじめしてる気分になるので僕は無理です。脚本の破綻も設定の破綻作画の破綻もキャラクターの魅力のなさも全てどうでもいい。そんなのは全て単なる能力不足で片付くし、じゃあ僕がやればできるかって言われたら難しいし。いやだからそんなレベルならそもそもやんなや、あるいはちったあ申し訳ねえの顔の1つでもしろやって話ですけど、でももういい。

 

アムールトラ見殺しの件についてもイエイヌの件についても、いや1マイクロもよかねえんだけどいいってことにしてやる。いや本当に頭どうかしてんのかと思う部分だし絶対に受け入れないけど、ある種この2点に関しては「フレンズたちがどうなろうとどうでもいい」という構成であることは似通っているので、それが制作陣の描きたかったけもフレ2なのかもしれないからそれは僕が合わなかっただけかもしれない。あの1期からどうしてそんなもん描こうと思ったのか気が知れないけど。本当に描きたかったものに実力不足で届かなかっただけかもしれない。だったら最初からそんな劇物に手を出すなよという話だけど。

1期へのアンチテーゼとして描いた、だからこれは1期に向けての悪意だととらえられなくはないけれどそれはいささか穿ちすぎだと思うし、単純に鬱展開、視聴者へ向けての悪意であればそれをしなければ成立しない名作なんてのはいくらでもある。まあそこで鬱展開をぶち込む意味も全編通してなかったし、そこがあるから物語全体が美しくなったどころか普通に(全編アレだけれども特に)どす黒いシミになってる部分でしかないので単に胸糞悪いだけの話になってるけどまあそれでもやろうという気概でやったのであれば僕らが喚くことではないと思う。単に作り手と受け手の需要が究極的に合わなかっただけレベルの話でいい。反吐が出るけど。

ここまでは単なる弩級の駄作だったで終わりにできる話だった。

 

だから僕が心の底から呪っているのは1点だ。

 

かばんちゃんとサーバルちゃんの物語を「茶番」にした事。この1点に関して僕は絶対に許さない。

サーバルを特に根拠を提示せず記憶喪失にし、かばんちゃんだけが覚えていて、1期であれだけの冒険をし僕を暖かい気持ちにしてくれた2人があんな素っ気ない別れ方をして、かばんちゃんだけが涙を流す。イエイヌの死体蹴りをしながらキュルルとサーバルの関係がかばんちゃんとサーバルの関係よりも上だと言わんばかりに絵を叩き込む。キュルルサーバルカラカルは仲良く進んでいく、かばんちゃんは取り残される。

 

ふざけるんじゃねえよ。

1期は「かばんちゃんとサーバル、ボスを中心にフレンズ達と関係していく物語」であったことは間違いなく、だから「サーバルとかばんちゃん」の友情って物語の根幹だろうが。

そこを後出しじゃんけんで「でも真の友情はキュルルとサーバルのなんだよねw」ってぶちかましてんだぞ。

これが1期に対する悪意でなくてなんなんだ。むしろ悪意であってくれと懇願するレベルだろが。好意だというなら僕がこんな展開を望んでいると思われてたことになるだろうが。そんな風に思われてたとか一瞬たりとも許容できんわ。

一期と違う話を描きたいとか、そういう願望の元作られたものが駄作であればまだ許容のしようはあったんだ。まあ前作頑張りすぎたしね……で生ぬるく見送る可能性もあったんだ。

前作が気に食わないのは個々人の感性とあるいは損得の話だし、それは仕方がないと思う。だから別路線の話を描こう、というのは創作のモチベーションとしては上々であると僕は思う。

でもだからってこれはねえだろ。前作の描いたものを徹底的に茶番であると貶めることで今作の価値が上がることなんてあるわけねえだろ。どちらが茶番だ、どちらが本当に意味を持たせようとした作品だ。

しかもこれが悪意であるとするならば、これは視聴者に向けての悪意ですらない。1期を茶番にするという前作への悪意だ、僕らには対処のしようがない。対処できないからこういう結果になる。

「冒険を重ねたかばんちゃんとサーバルは、公式正史においてあの別れ方をする関係」。これが公式見解となり、その設定が(2期を忘れる、抹消するでもしない限り)1期を観ている時でも脳裏をチラつくことになる。

 

誰の責任かなぞどうでもいい。制作陣に暴言を吐くのも2ファンと喧嘩すんのも気持ち悪い。

ただ僕はこの作品そのものを絶対に許さない。

僕が許さない程度の事は作品にとってノーダメージだろうけれど。でも好きって感情と同じくらい、嫌いって感情も大事なのだろうと思う。

今後どんな展開があろうとも、この作品そのものを僕は許すことは無い。

 

 

最後に。

僕がこんな記事を書こうと思ってしまった、しょうもない発言への反論でこの記事を締めさせて頂く。

 

「たかだかフィクションにマジになるなよ」?

こっちはフィクションだからこそ、その世界が1つの救いをもたらしていたからこそ怒ってんだよ。フィクションを大切に思えないんならオタクも創作者もやめてしまえ。

以上、ろくに推敲もせず勢いだけで書いてしまい書ききれてる気もしないし文脈おかしいしなんだかぐっちゃぐちゃですが書かずにいられなかった話。多分今後これについて話すことはそうないと思います。終わり。