玉ネギの巣窟

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風俗レポー善性地獄編ー(再掲)

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年の瀬のに皆様こんばんは。 こちらは以前boothで販売し、そして店ごと消失した風俗レポの再掲(一部改訂)となります。もう公開するタイミングもないのでここらでぶん投げときます。いやしかし、よくもまあこんなもん売ろうと思ったな。

それではどうぞ。

善意が作り上げたのは地獄への道ではない、地獄そのものだ。

注意事項。本記事は風俗街を取り扱うものであり、したがって当然のごとく18歳未満お断りです。いやまあ、そう書いたところでブログに年齢認証を付与できない以上各々で守っていただく他は無いのですが。そして僕は「思春期の性欲」を割とかなり強大だと考えてますんで、興味あるお年頃で「気になるぅー」ってなっちゃう気持ちもわかるつもりでいます。でもまあ、読まない方がいいと思うよ?とだけは言っておきます。こんな場末のブログでこんなことを書くことに意味はないと思いますが、それでも一応の義理として。 また本件は「僕が過去体験した中で最もやばかった回のレポ」であり、すなわち記憶が定かではないままに書いている部分及び店舗特定防止のために意図的にぼかしている部分が存在します。また、ある程度ぼかすとはいえクセの強い店舗の体験談故店舗を特定することは可能であると思われますが、その情報について如何するかは読者の方の良識に任すものとします。ご了承ください。

OK?

では早速本題を。

某年某日、某所。 小金を手に入れた僕は、風俗に行くためにその地に立っていました。

しかもただの風俗ではない。

コスプレ0.00mm風俗だ。

……この情報だけで店舗特定されそうですが、しかしこれ話のキモだし仕方ねえんだよな。

だいたい3回目くらいの風俗体験だったと記憶しています。1回目は当たり障りなく終わり、2回目はすごくまあ……いわゆるその……お世話になった身で言うのもあれだけどその……っていう回でした。満を持しての変化球。オタクくんが選びそうな風俗という意味では直球ストレート。

いやまあ、性癖として「コスプレもの」自体は僕の中にあるものでして。実際U○extのAVマイリストにも何本かそういうのが入っているし薄い本棚(商業誌も入ってるので適切な表現ではない)にもそういうのがわりと入っていたりしますし。だから店選択としては普通に性癖に沿った結果ですね。

ついでに言うと0.00については実のところそこまで好きではなかったりします。というか前々から言ってるんですけど、僕は「避妊した上での性行為」って「生殖目的」を排除し「ただ快楽を求めるだけのもの」になるんだからエロさ倍増だろうがよ……って考えです。エロゲやってて急に中でいいよしだしたらもんにょりするくらいの人間です。今回はむしろ妥協、近辺「コスプレ系」で値段とかがちょうど良かったというだけ。まあ興味がなかった訳では無いけども。あとはまあ、こういうお店だしそれなりに対処はしてるだろという楽観ですね。性病ガチャは各々でお気をつけてください。

とまあそんな感じで店を選定した僕は、「3日前からオナ禁」「さっきコンビニで凄○買って飲んだ」というステータスで目的のお店に向かったのでした。オナ禁と○十は何故か飲むことが僕の風俗行く前の基本行動になった。お相手していただく以上万が一にも勃たないなどということがあってはならぬという僕の心意気の現れとでも思ってください。

ちなみに今回は店の予約をしておらず、というか2回目見事に「現代の写真加工ってすげえな」くらって以来僕は一切予約を入れないようになっています。少なくとも1週間前から予定するくせにふらっと行って店の方におすすめいるか聞く。ハズレを引くもそれが風俗の醍醐味とせねばならぬ。なおこの択が僕のそもそもの過ちです。地獄を地獄たらしめるのは基本的に準備不足が原因。

さて店内。時間指定と今いる方からオススメで、って話まで終えて。 最初の『善意』が僕を襲います。

「この時間指定だとコスプレ1着無料指定できますがいかがします?」

言葉に詰まりました。

いや店の選択をした時点で考えていなかった訳では無い、ないが、しかしそれを堂々と対面の店員に言えるかは別問題。しかもそれを女性に着せるのです。「メイド服」か「スク水(まあどっちかといえば競泳水着の方が好きだけどもないだろうという判断)」とかサラッと言えると思っていた昨日の自分を殴らねばならぬ。もし「今ないですねー他何がいいですか」とか言われたら自決ものだぞおい。分かるか、これが僕の怠慢の結果だ。自分の度胸を過信するな、畜生僕はいつもそうだ。いや電話口でなら言えるというわけでもないんですけど。

絞り出した「そっちもオススメで……」の声。結果決まるセーラー服。溢れる後悔。いや別にセーラー服も好きなんだけど。どっちかと言うとブレザー派ですかね僕は。にこやかな店員の対応が余計に心をえぐる。既にダメージを受ける心、大丈夫か僕。

流されるまま待合室に案内され、そして息付く暇なく第2の『善意』が殺しに来ます。

プレイ内容アンケート。「どういったプレイ内容がいいですか?」を細かく指定させて「くれる」という、お客様に楽しんで頂こうという『善意』の現れ。

思考停止。

「入りはキスから?全身舐め?」「69やる?キス嫌だったりする?何されたくない?」みたいなのを書かねばならないわけです。 素人童貞には荷が、あまりに荷が重い。確かにこれを書けば理想の風俗体験に近づくでしょう、しかしそれができるかは別問題だ。 僕は度々「風俗行っても『風俗に行った童貞』になるだけで精神的には童貞」って言ってるんですけど、風俗の場でもこの問題に直面させられるとは思っていませんでした。アクセルとブレーキのかけ方が分からない。どこまで要求していいのかがまず手探りなので結果身を任せることになるだろうという楽観、そこに抉りこまれる『選べ』という優しさ。これを選べないからこそ童貞であり、風俗体験を経てアクセルベタ踏みになった人や逆にブレーキしか踏めなくなった人も童貞だ。経験値を得ずにジョブチェンジしてもスキル取得してないから無意味、童貞卒業とはつまり女性とベットインするまでのアプローチを体験してこそのものであり故にブレーキが足から離れない僕は紛うことなき『風俗行っただけの童貞』なのだ。

挙句の果てには「なんて呼んでほしいですか」まで書かねばならぬ。無茶を言うな。えっマジで「お兄ちゃん」って呼んで欲しいとか書くのか。それ書くだけで死にたくならへんか。女性に「お兄ちゃん」を要求するの?マジで?いや別に「お兄ちゃん」と呼んで欲しくはないけれど。僕は某エロゲの妹ルートでもんにょりさせられて以来『妹萌え』にはいまいち微妙な態度になるものであり、どちらかと言うと先輩萌えの方がメインなんですけど、いやでも20代もそこそこたったオタクが先輩萌えとか言い出すのも傍から見るとヒエッってなりませんかね。つうか「後輩くん」って呼んで欲しいとか書くのもこう、なんかその、うわあってなりませんか。冷静に考えてなんだこのキモいの……ってなりませんか僕はなりました。しかしそもそも嬢に呼び名を要求する時点でキモいのでは……?分からない、正解が分からない。僕には店側の『楽しんでもらおう』という心意気に対し解答を持ちえない。

まあこのアンケートで1番キツい問は「出すときなんて言って欲しい?」を3択から選べだったんですけど。あまりにキツかったんで詳細は伏せる。

……ここまで読んだ8割くらいの人が「おまえこのお店向いてねえよ」と思われたでしょうが、しかし風俗は基本的に先払い。1度金を渡した以上逃れられません。つうかコスプレおせっせはわりと僕からしたら憧れの対象のひとつです、挑む権利くらいあるはずだ。玄関口でボコられてる時点で挑むもクソもないが。

結局本名をもじったあだ名に君付けを要求するという、なんか中途半端な抵抗のあとの見えるそれを店員さんに渡して待つこと数分。

待合番号を呼ばれ、店員さんに風俗お決まりの注意事項確認をしていただいていざ嬢のもとへというそのタイミング。

第3の『善意』、襲来。

おもむろに渡されるローターのスイッチ。 店員「これ使って頂いて大丈夫ですんで」

……だから童貞には荷が重いんだって!!ローターとかそういう、こっちから能動的にアクション仕掛ける系はハードル高いんだって!!!!

いやまあ店の情報をネットで見ている以上、そういうものを渡される、使えるというのは知っていたんですけども。実際手に持つまで分からない謎の『重み』みたいなのがあります。こう、作りとしてはちゃちなおもちゃ感がすごいというか300円くらいで帰る子供用おもちゃみたいな感じなんですけど、それが何に繋がっているかを考えるとですね?それを動かす権限を得ることを意味するアイテムが手中にある訳ですわ。なんかもうヒエーなるわ。注意事項説明まではにこやか(当社比)だった僕が突然生返事になったのを見て店員さんはどう思われたのやら。結局僕は、最後までそのスイッチに手をかけることはなかったのでした。しかし使ったところで向こうが気持ちよくなるもんなんですかね?分かんない、僕は風俗行っただけの童貞だからどうしたらいいのかさっぱり分からない。

とまあ、何故か初手からダメージ(10割自傷)を受けながら嬢の待つ階段へ。 カーテンの先にいたのは(こういう表現はどうかと思わなくは無いですが)『アタリ』と言っていい女性でした。すっげえ美人!!とまでは言いませんが仮にお付き合いするとするならばそれなりのハードルが要求されるライン、それも僕がまず越えられない高さのハードルだなこれ、という印象。程よい感じの肉付きで迎えるときの笑顔も可愛らしいという、なるほど入店時にリピート率高めと紹介されることはある方でした。

そんな人がセーラー服まとって立っているわけです。うん、やらしい。セーラー服の類は現役が着るよりも明らかに20超えてるよねみたいな人が着た時の方が魅力的かもしれない、性的な意味においては。風俗店特有の狭い階段(全部そうなのかは知らない、僕の経験では行った店全部そうだったってだけ)やらピンクのカーテンなんかによって生まれる独特の雰囲気のせいもありましょうが。少なくとも僕はここまでの後悔を考えてもお釣りが来るなこの体験は、とか思ってました。

案内されるまま部屋に入り案内されるまま服を脱ぎ案内されるままお風呂へ入り案内されるままベッドへIN。この辺りのこなれ感も独特というか、この流れを自発行動できるようになることが脱童貞の前提条件なのでしょうな。できる気がしねえや。

そしてそこからレッツプレイ。しかしここで想定外の事実を告げられます。 「このセーラー服指定だとプレイ時は脱がなきゃいけないんですよねー」 店員こっちが選べないからって楽なの選びやがったなお前。つうかコスプレ風俗店でプレイ中脱ぐの前提の服置くのかよ。

まあ聞いた時はちょっと愕然としたものの、僕としてはそれならそれで、という感じでした。いやこれコスプレもの好きに殴られそうなんですけど、僕の中でコスプレものって脱ぐことで完成するんですよね。特に学生服のたぐいは。上手く言語化出来ませんが、なんというかまあ僕は「性行為をする」ってことへの準備、同意性にエロを見出すところがあります。つまり一般的に着ない服をわざわざ「着て」「脱ぐ」という過程に僕はとてもエロさを感じているわけです。胸元にリボンだけ残してるとかよし。

まあ初手の想定外こそあったものの、そこからはスムーズなものです。事前アンケートで書いた通りの内容が進んでいきます。だいぶ前の話だからあんまりどういうことしたか覚えていない。初めて対面座位したような記憶があるけどあれ難しいっすね……エロ漫画的にはめっちゃエロいけども。あと風俗ではかなり高確率で乳首舐められるんで、そこで感じることができるとお得かもしれない。僕はまあ、わりと弱い部類だと思います。知らんけど。

初の0.00に関してはなんというか『よく分からん』につきます。なんつうか『ゴム付ける動きと外す動きがなくなっただけ』みたいな感じ。そもそもゴムつけた状態での経験値が少ねえんだからわかるもんかよ。なお1回目はびびったのかなんなのか知らんけど射精の直前にちんちん抜くとかいう謎のAVムーブをかましたことは報告しておきます。問題ないとわかった上での入店なので本当に自分でも意味が分かりません。多分0.00mmってつまり有効数字以下ではなんかいるんじゃないの?みたいな謎の不安があったのかなと思います。嬢に笑われました。でも僕はぶっかけの類もエロいもんだと思います。

さてそんなわけでさっぱりと1回戦が終了し、休憩がてら嬢とのトークタイム。僕はわりとこの時間が好きです。いや風俗で嬢との会話を楽しんでるって言うとお前大丈夫かって言われそうですが、そもそもこんなもん書いてる時点でなあ。ただ「お互いに踏み込まない」ことを前提に全く趣味嗜好の違う人間とその場限りの話をするってのは案外楽しいですよ?まあ女性と話してる時点で僕はオールウェイズ緊張状態だから受け答えぎこちないし、コミュ障だから数分毎に「そのレスポンスはないわー……」って凹んでるんですが。嬢から「コイツキモイな」って思われてること請け合い。ただ結局長い付き合いになる訳でもない相手にあさーい会話してるだけなので常日頃の会話よりしんどくはないというか。僕はそれなりに気心の知れた仲の相手でもない限り基本的に会話がしんどいです。そのくせ月2、3回は謎の人恋しさ発症するので手に負えない。

話が横にそれすぎました。まあおせっせの合間で嬢が話しかけてくる場合、だいたいパターンは一緒です。

「お客さん、今日はどこから?」

……いやアンケートの意味は!? いやこれあえて伏せたとかではなく本当に「お客さん」呼びされました。すげえナチュラルに。そういや1回戦、出すときに一応申告した(これもなかなかキツいものがあった)んですけどアンケートで選んだ台詞言われなかったんでちょっと「あれ実はアンケートプレイ内容以外はあんま意味ない?」疑惑はあったんですけど、しかしあの苦しみはなんだったのか。 ただまあひとつの発見として、僕的には変にひねるより素直に「お客さん」とか読んでもらった方が気が楽だったということです。回答に四苦八苦してる時点で予想ができていた事ではあるんですけど。

とまあ一瞬の逡巡はあったものの、似たようなやり取りも3回目となれば慣れたものです。

「○×市からですねー」 「あっ、じゃあ今日はこれ終わったら帰られる感じで?」 「まあ適当に漫画とか買ってから帰ろうかと」 「あっやっぱ漫画とか読まれるんですねー、私あんまり読まないからなあ」

……そりゃこういうオタク向け感満載のお店で働いててもオタク趣味とは限りませんわな。当然です。分かりきってることでだからどうしたという訳でもないのに「まあそんなもんだよな」という感情が生まれてしまったことは僕のダメなところのひとつでしょう。ダメなとこなぞ見飽きているのでそれはそれとして会話を続けます。

「まあ割と読みますねー、やっぱこういうお店だとそういうお客さん多いです?」 「そうですねー、前来てくれた方だと無線のことを色々教えてくれて」

オタクくんさぁ……。

「リピートでもっかい来てくれた時は自作の無線機?持ってきてくれたり」

オタクくんさぁ!!!!!!!!! 風俗嬢に無線機見せるやつがあるか!?その自分のいる領域に興味持ってもらおうといきなり階段すっ飛ばすのオタクの悪いとこだぞ!?!? ……と言いたいところですが。僕には名も知らぬ穴兄弟の彼を責める資格はないのです。初風俗で「石〇彰が演じるキャラだいたい胡散臭い」で嬢と謎の盛り上がりをしてしまった僕には、僕には彼を咎める資格はない。だって僕もオタクだから。ダメなオタクなのだから。頑張ろうな、名も知らぬ君。

謎の同族嫌悪に似た感情を噛み締めつつ、自作無線機ってどんなのよみたいな話を必死こいて古い記憶手繰り寄せながら話して時間を潰し。いい時間なので2回戦突入。今回はしっかり(?)中に出しました。……が、やっぱりよくわからん。「ゴム開ける」「ゴムつける」「ゴムとる」の三大エロモーションカットしてる分風俗的にはやっぱゴムなしってやっぱそこまで魅力的ではないんじゃないかな(私見)。連続でするとかそういうタイプだと変わってくるかもしれませんが。

とかやってるうちに時間となり、そのまま退店。お時間90分、色々ありながらも楽しい時間を過ごさせて頂きました。

総評。「僕のステータスがゴミ」。「善意でできた地獄」と申し上げましたが、しかしその善意を受け取れなかったのは僕の童貞性がキツすぎるのが原因です。過信により準備を怠る、ブレーキから一切足を離さない動き。地獄が作られたというより地獄を自分で建築していたと言った方が適正。経験値を積めばもうちょいましに楽しめるのではないかと思いますが、しかし経験値を積むってそれが正しいのか。まあこんなん売るくらい金がないのでアレですけど。

というわけでこんなふうに。 僕の経験上最も色々と酷かった風俗体験のレポをここに締めさせていただきます。

終わり。 いや改めて読んでもよくこんなもんを売ったな僕。いろいろと追い詰められていたんだろうか。

では皆々様よいお年を。年の暮れにこんなもん投げつけてる奴が言えた話ではないとは思いますが。