玉ネギの巣窟

やってるゲームの話とか見てきた話のネタバレを自己満足だけで置いておく場所

グッバイ、COJ

いつか終わる、いつか終わると言われ続けて。

結局今日がその日なのだな、COJよ。

 

なんだかポエミィな気持ちになったので、そのままの勢いでちょっと書いてみようと思い筆を取りました。

 

 

COJはおそらく僕がもっとも熱心にプレイしていたゲームだったと思います。僕の「カードゲーム好き」はおそらく遊戯王でもデュエマでもなくこのゲームがその核を作ったのだと、そう思っています。

 

間違いなく僕が青春を捧げたゲームでした。

授業が終われば自転車をこいでゲーセンに向かって遊び、休日1日中張り付くこともありました。試験期間明けに嬉嬉としてゲーセンにくり出してプレイし、通っていたゲーセンで開かれる大会は学生時代であれば大半参加していたと記憶しています。

バイトで稼いだ金をつぎ込んでパックをむいては一喜一憂し、フォイルおじさんとのトレードのためにTwitterに張り付きました。クレサをやってると噂の店に仲間内でのりこんだりしました。

多くのデッキを作りました。偏屈な僕は他人と似たようなデッキで戦うのをいやがり、変なデッキを量産していました。友人たちとあーだこーだ言いながらデッキを組むあの時間はとても楽しかったです。

そうして組んだ「コントロールデッキの戦い方を意識するアグロ」【皆既日食入り昆虫】、対【三日天下侍】最終(脳筋)兵器【クロックアップデメテル天下珍獣】、ポケットのデッキになりますが【ポセイドンコントロール】あたりは本当にぼくが自信をもって「これは僕が組んだオリジナルデッキだ」そして「当時の環境と十二分に渡り合えるデッキだった」と言えるデッキでしょう。

COJをきっかけに知り合った人も多くいました。いまでも仲良くさせていただいてる方もいます。COJを中心とした人間関係は決して良いものばかりではなかったけれど、それでもそういう関係を築いていたあの時代は僕にとってひとつの財産です。

ブブを投げられました。ブブを投げ返しました。シヴァを投げました。シヴァを投げ返されました。バアルを、ツクヨミを、グラスホッパーblackを、アリアンを、毘沙門を、アサルトガールを、ハデスを、ジョカを、尊師を、アイテールを、ルシファーを、ブリギットを、滅王を。数えきれないくらいのパワーカードを投げられ投げ返し、数えきれないほどのコンボを決めそして決められました。

学生を卒業し就職してからはゲーセンがかなり遠くなってしまい、遊ぶ日が激減しました。それでもポケットはかなりやりこんでいて、だからポケットがサービス終了してからは本当にプレイすることが皆無に近くなりました。それでも僕がCOJに受けた影響は甚大で、あのマリガンシステムやドローのしやすさ、魔法石の存在が馴染んでしまったことは他ゲーにデッキを組むことにおいて未だに悪影響を残していると思っています。Twitterで大三角や紫入り珍獣の動画を見て、このゲーム大丈夫なのかとやりもしないのに不安がり、とうとう新弾が一向にリリースされないという状況を聞いて「サービス終了」の影を明確に感じ、なんだか寂しいような気持ちになりました。

 

 

そして今日。迫っていた影が、COJに追いつきました。

僕は幸運だったのかもしれません。サービス終了のこの日に、COJをプレイできたのだから。

2.0になって昔通りのデッキを組むことはできなかったけれど、できる限り再現したデッキをもって全国対戦に潜りました。当然何世代も前の古いデッキで、インフレが進んだ世界と戦うことは難しかったけれど、あの筐体の前に座って思考を巡らせるあの時間は、なんだかすごく懐かしいものを感じました。

 

 

僕はCOJが大好きでした。

クソゲーとしか思えない時期もあって、プレイできない時期もあって、でもやっぱり大好きだったとそう思います。

ゲームシステムは本当に素晴らしいものだったと思います。アドのダイナミックな稼ぎあい、攻撃ひとつ召喚ひとつに生まれる駆け引き、事故試合が発生しにくいシステム、それら色々が大好きでした。

叶わぬ願いかもしれないけれど、「COJポケット2」が。それでなくてもこの「COJ」のシステムを流用したゲームが出たならば。僕はきっと、そのゲームを嬉嬉としてやるのでしょう。

そんな叶いそうもない願いを、しかし叶わないかと願わずにはいられない。やらなかった期間が長い癖に、そんなことを言い出してしまうのもどうかと思うけれど。

 

 

 

願いが叶おうと叶うまいと、この記事はこう締めくくるしかないでしょう。

 

ありがとう、さようならCOJ。またどこかで会えたら。